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マルウェア診断

PHPの設定を変更する

弊社サーバーでは任意の設定内容でPHPを動作させることができます。独自のPHPの設定には、【php.ini】ファイルを使用します。
たとえば、弊社サーバーのPHP 5.0.4ではデフォルトでregister_globals Offになっていますが、これをOnにする方法を一例としてご紹介します。


 コントロールパネルの【お客様情報】から、【プログラムのパスとサーバの情報】をクリックし、使用するPHPと同じバージョンのphp.ini情報をテキストファイルにコピーします。


 テキストファイルの下記の記述を修正します。



 ファイル名を【php.ini】として保存し、任意のディレクトリにアップロードします。


 実際にアクセスして動作検証を行います。phpinfoを参照するとよいでしょう。


◆注意◆
弊社サーバーでは .htaccessファイルにてphp_valueおよびphp_flag はご利用いただけません。
記述が .htaccessファイルにある場合、500エラー(Internal Server Error)となってしまいますのでご注意ください。


補足
弊社サーバーのPHPはphp.iniファイルがカレントディレクトリにある場合、そのphp.iniファイルの設定を最優先で読み込みます。ただし下位ディレクトリに対しては効果は及びませんので、下位ディレクトリ全体に独自のphp.iniファイルを有効したい場合には.htaccessファイルを利用するか、各ディレクトリに1つずつphp.iniファイルを設置してください。




.htaccessを利用して下位ディレクトリ全体にPHPの独自設定を反映させる

以下に.htaccessを利用する場合の設置方法を紹介します。

 下記のように、php.iniファイルを設置したディレクトリパスを記述した.htaccessファイルを用意します。パスは間違いのないよう、正確に記述してください。



 独自設定のphp.iniファイルで動作させたいディレクトリに.htaccessファイルをアップロードします。


 実際にアクセスして動作検証を行います。


◆注意◆
■php.iniファイルは、そのままドキュメントルート以下のディレクトリに設置するとブラウザから閲覧されてしまう場合があります。.htaccessファイルで以下の記述を追加することにより、iniファイルの閲覧を制限できます。


■.htaccessファイルではphp.iniファイルを直接指定すると変更が有効に適用されませんので、ご注意ください。


■php.iniファイルに必要な箇所しか記述しない場合(ここでは register_globals= On)は、正常にPHPが動作しません。php.iniファイルを作成するときには、弊社標準のphp.iniファイルを編集されることをお勧めします。
(コントロールパネルの【お客様情報】から【プログラムのパスとサーバの情報】を選択し、【PHP iniの設定情報】をクリックして、内容をコピー&ペーストしてご利用ください。)

■.htaccessファイルは設置したディレクトリ以下全てに影響します。
特定のディレクトリで動作させる場合には、.htaccessファイルを使わず、php.iniファイルを該当ディレクトリに設置してください。

■.htaccessファイルは設置したディレクトリ以下全てに影響します。
記述方法を間違えますとお客様のサイト全体に多大な影響を及ぼしますので、設置タイミング、動作検証など充分に行ってください。

■弊社サーバー機能である【アクセス制御】は、同じく.htaccessファイルを使用しています。記述を追記することで共存させることができます。ただしコントロールパネルから【アクセス制御】の追加や削除を行うと、.htaccessファイルが上書きされたり、削除されたりしますので、運用には充分ご注意ください。

■同一ディレクトリに.htaccessファイルとphp.iniファイルが両方設置された場合、.htaccessファイルの設定が優先されます。

■.htaccessファイルの詳細については、検索エンジンや関連書籍を参照してください。
.htaccessファイルに関しては弊社サポート外となります。あらかじめご了承ください。
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